不動産のアクト|高崎の賃貸・土地・マンション・一戸建て
出会いから現在、そして未来へ。
ー お2人の出会いについて教えてください。
- 大澤
- 幼稚園、小学校、中学校が一緒だったんだよね。
- 金子
- そうだね。幼稚園、小学校、中学校が一緒。
代表取締役
大澤 祥弘
大澤 祥弘
ー 同じクラスだったのはいつですか?
- 大澤
- 小学校1年の時が一緒。
- 金子
- じゃ2年も一緒だ。
- 大澤
- 1、2がいっしょ。
- 金子
- 1、2がいっしょ。
- 大澤
- 同じ幼稚園から行くんですよ。環境を急に変えないように、幼稚園からそのまま一緒のクラスでなるべく小学校へ行くように。
- 金子
- その幼少期の記憶が(彼は)凄くあるタイプなんですよ。(私は)ほぼ無い。
- 全員
- 笑
- 金子
- そうだったよね。(自分は)くだらないことしか覚えてない(苦笑)
取締役営業部長 金子 哲也
金子 哲也
金子 哲也
ー クラスが違う時は行き来はあまり無かったのですか?
- 金子
- 家が近所なんで、学校一緒に行くとか帰るとか、そういうのはあったと思う。
- 大澤
- 自分の家の方が学校から遠いから、迎えに行って、一緒に行ってたり。ただ、いつまでたっても来ない時はさかのぼって来てくれる(笑)
- 金子
- 遅いよ!なんてね。逆に迎えに行くんですよ(笑)
ー 高校へ行ってからはどうだったんしょう。
- 金子
- あんまり会ってなかったかもしれない。
- 大澤
- 約束して会うことはなくて、あそこに行けばてっちゃんと会える。俺はずっとてっちゃん(金子)が好きだからね。
- 金子
- 携帯も無い時代だったからね。で、高校卒業して、東京で一人で暮らしてたの。その時に年中来てたんですよ。
- 大澤
- 東京行く用事があると嬉しくてしょうがなくてね。
ー 一緒に会社を作ろうという話は小学生の頃だったと伺いました。
- 大澤
- 小学5年生の時に高崎タクシーの駐車場で言い始めた。
- 金子
- 完全に覚えてない(笑)
ー 小学生で会社を作ろうってなかなか珍しいと思いますが。
- 大澤
- 自分の家が商売やってたし、てっちゃんの家も不動産会社やってたから。
- 金子
- かなり小さい頃から不動産屋にはなるんだろうなとは思ってた。小学校低学年の頃は可愛く弁護士とか医者とか言ってたけど、現実的には不動産屋になるんだろうなってことは早い時期から思ってた。
- 大澤
- 何か凄く興奮して話してたのは覚えてる。
- 金子
- アキは絵が上手いから設計が必要とか、建築とか。
- 大澤
- で、その時テレビで黒川紀章みて、は~、かっこいいじゃん、俺これやるって。
- 金子
- 私はそんな話はすぐに忘れて暮らしてるんだけど。
- 全員
- 笑
- 大澤
- でも(自分は)ずっと覚えてて、会社には保険部門と、建築と、、
- 金子
- 小学生でそんなこというか!?
- 大澤
- 言うよ!
- 金子
- 大人だな~。
- 大澤
- (てっちゃんは)何においても、次男だしね、早いんだよ。ほとんど新しいことはてっちゃんが。
- 金子
- 兄がいたんでね、で、多少は。甲斐バンドとか聞いてたし、ツイストとかね。
- 大澤
- 新しいこと教われるし楽しいんだよね。
ー 多分他の子達と明らかに違いましたよね。変わってると言うか。
- 金子
- ある程度年をとって20半ばくらいの時に考えたことがあって、例えば僕が誰かと一緒に仕事をするなら二人しか思い浮かばなかった。兄貴とやるか、アキとやるか。どっちか、その二人ならうまく行く気がして。それは思ってた。こっそりと。
- 大澤
- 泣けるよ(笑)
- 金子
- 何故かそう思ってて、そんな頻繁に遊んでたわけじゃ無いけど、仕事をやるって考えるとアキと兄貴どっちかじゃないとうまくいかないから、ていうのは感じてた。
ー 一人でやろうとは思わなかったんですか?
- 金子
- 自分でやろうって思った時期もあったよ。18で東京行って、帰ってきて、また東京行ったりして、ふらふらしてる時期があって。で、東京いる時にリーマンショックがあって、そんなタイミングでもあったし、当時いた会社に退職願いも受理されなかったし、難しかったんだけども、その会社にはずっとはいれないと思って。ここはどうにかしなきゃというところで、東京に残るか、群馬に帰るか、という選択肢はあったんですよ。
だけどもまあ(アキが)定期的に東京へ来てくれて、会社の状況とか教えてくれるわけですよ。今こういうんで、こういうことやってるとか、ね。 - 大澤
- 報告しなきゃ。
- 全員
- 笑
- 金子
- その期待感も感じてたし、とは言えしばらく東京にいて、こっちに帰って何ができるのと、期待に添えるかどうか凄く不安で、まずいなって思ってましたよね。
- 大澤
- 会って、いつ来るっ?て言いたくなるでしょ。でもこっちもすっごく不安で。大丈夫なのかなって。両方不安ていう。
- 金子
- で、ある時ね、そんなには望まないけども、いきなり歩合じゃ困ると。もう40に差し掛かってるくらい、38とか9くらいのタイミングだったので。多分俺の記憶が確かならこう言ったと思う。
「全然安くてもいいから俺の給料が払えるようになったらもう一回声をかけてくれ」と。
そう言ってしばらくたった時に、東京に来た時に「もう出せるよ」と。 - 大澤
- そう言ったの?
- 金子
- そう言った。出せるようになったと。だから帰って来てくれと。
- 大澤
- そういうこと言うんだ。出せるようになったんだね。
- 金子
- 経過は聞いてたから会社の。今賃貸がこうとか、新しいこういう人が入って。そういう話をしてもらって、自分でも迷ってたけど。
- 大澤
- は~よく払えるよなんて言うよね。
- 全員
- 笑
- 金子
- その時の表情は覚えてるよ。なんか凄い期待に満ち溢れてね、これで来てくれるんだろ、みたいな。
- 大澤
- 今日はちゃんと来てもらおうって、最初はあの時の約束覚えてるかどうかわからないし、やるんだろうなと思いながらも冗談ぽく言ってたんだけど、だんだんリアルになってきて、本当に来るのかなって。で、そのうち、今日はイエスをもらって帰ろうとか、だんだんそうなってたのかな。
- 金子
- あの時は俺も非常に悩んでいた時期ではあったから覚えてるし。ま、東京の人に相談すると、何があるの?田舎でって言われちゃうし。ただ自分の性格からしても田舎の方があってるっていう気はしてたんだけども。
ー 前職は確かホテルマンだったと伺いましたが。
- 金子
- それも計画的な話なんですよ。不動産屋になるために接客を覚えたいって思ってホテルに入って、そういうサービス業に入って色々所作とかマナーとかを覚えてから辞めようと思ってて。そこまでは計画的に。
- 大澤
- 全然(自分は)計画的にやらない。
ー 地域密着についてはいかがでしょう。
- 金子
- それはお互い芝塚町出身だし。社長には地域の集まりにも顔だしてもらってるんで助かるなと。
- 大澤
- 公民館の管理もしてるしね。鍵を借りに、色んな人が出入りしてくれるようになったらいいかなって。
- 金子
- 昔からいる人はね、大澤さんて上の世代も知ってるわけだから、親父のことをね。話しやすい(管理)担当ではある。
- 大澤
- そうだね。だから駅前に(自社)ビルをどーんとかそういうんじゃないんだよね。
- 金子
- そうそう。
- 大澤
- お金をおっかけて、そういうんじゃないんだよ。
- 金子
- 駅前にどーんと建てて誰かに貸すんだったらいいけど。
- 大澤
- それでいい(笑)
ー アクトが創業、、
- 大澤
- 12年半。
ー アクトはこれからどういう風になって行くんですか?
- 大澤
- 先がほんと読めないから、相変わらずこうやって10年先も必死になって、、
- 金子
- 言葉にするのは難しいんだよな。そもそもの条件じゃないけど、あんまり大きな組織にはしたくない、ていうところも一致してたし、社員の制限も、仮に会社が成長していってもここで止めようと。(拡大を目指して)潰れていく会社いっぱい見て来たんで。景気と一緒に潰れて行く。
- 大澤
- 10人くらいだよね。
- 金子
- そうだね、10人くらいの少数精鋭。
ー 仲間感のある感じですよね。
- 大澤
- 大きくなると人間が見えなくなってくるんですよね。一人一人がね。
- 金子
- そうそう。不動産業って色んな種類があって専門的分野が多岐にわたるんで、いわゆるスペシャリストを置きたい、ていうのは夢だけど。ま、なかなかそうはいかないけどね。
ー でもそれもやっぱり、2人が幼稚園からずっと一緒っていうところにつながって行きますよね。
- 金子
- 現実はね、目の前のことに追われちゃって一日一日が終わるんだけど。
- 大澤
- 次の後継者じゃないけど、次、若い人が入ってきてくれたら助かるなあ。アクトが存続してくれるように我々も動いてるから、存続させるっていうことはそういうことなのかな。